コンテンツ保護技術
デジタル放送番組のコンテンツは著作権保護のため、ユーザーに対してその利用や複製に制限があります。
著作権保護コンテンツを取り扱う機器やモバイルアプリはこの制限を満たすため、指定されたDRM(Digital Rights Management、デジタル著作権保護)技術を使用する必要があります。DRMによってコンテンツは保護された状態で保存され、保護された経路で送受信や移動が行われます。
デジオン製品では、ARIB準拠の独自DRMやSeeQVault(NSM)によるコンテンツの保存、Marlin IPTV-ES ClientによるIPTVコンテンツの受信を行うことができます。また、DTCP-IPによりホームネットワーク内の機器間でコンテンツの送受信や移動、宅外のプレイヤーに対してリモートアクセスを伴ったDTCP-IP送信が行えます。
DRMを使ったアプリケーション・機器はデバイス証明書が必要です。しかし、アプリケーションや機器に最初から入れておくのは手間がかかりすぎますし、デバイス証明書を定期的に更新しなければならないDRMもあります。この問題を解決するのが、デバイス証明書配信サービス「DiNAS」です。インターネットを介してデバイス証明書をアプリケーションや機器に安全に届ける仕組みです。