DiXiM Home Network SDK
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OVERVIEW概要
ホームネットワーク対応製品の開発用に、デジオンのノウハウと実装技術を集結した製品がDiXiM Home Network SDKです。DiXiM SDKは、UPnP規格に対応したネットワークプロトコルスタックであるDiXiM UPnP SDKを中心として、DLNAガイドラインで定義された各種Device ClassやDevice Capability、あるいはUPnP DeviceやControl Pointを内蔵した製品の実装工数を短縮させるための各種ライブラリやサンプルコードを含んでいます。
FEATURES特長
- 著作権保護技術への対応
デジオンでは、DiXiM DTCP-IP SDKとDiXiM Marlin SDKを製品化しています。どちらのSDKもDiXiM Home Network SDKのオプションの位置付けとなっており、組み合わせて使用することができます。詳細はそれぞれの製品紹介ページをご参照ください。
DiXiM DTCP-IP SDK »
DiXiM Marlin SDK » - 組み込みシステム向けに、少ないメモリ使用量で動作するよう設計されています。
- すべてのインターフェイスはC言語で記述されています。(サンプルを除く)
- 組み込みシステム向けに、少ないメモリ使用量で動作するよう設計されています。
- コンパクトなモジュールサイズ。
- 基本部分はシングルスレッドモデルで設計されています。必要に応じてマルチスレッドと組み合わせることもできます。
- 一つのUPnPスタック上で、複数のコントロールポイントと複数のデバイスを同時に動かすことができます。
- 高い相互接続性と多くの採用実績があります。
- DiXiM SDKには、下記のようなCPUに依存する処理は含まれておりません。
- エンディアン依存の処理
- サイズが不明な型(intなど) を特定のサイズ(32bitなど)と仮定する処理
- 構造体のメンバのアラインメントやオフセット依存の処理
- アセンブラの使用
- 割り込みに関する処理
CONSTRUCTION構成
DiXiM Home Network SDKは以下の6つのSDKパッケージ製品で構成されています。
- DiXiM UPnP SDKパッケージ
- DiXiM UPnP SDKパッケージにはDiXiM Porting Layer SDKモジュール、DiXiM UPnP SDKモジュール、DiXiM UPnP Advanced SDKモジュールが含まれます。
- DiXiM Porting Layer SDKはプラットフォームに依存しない低レベルなAPIを提供します。
- DiXiM UPnP SDKはUPnPおよびUPnP AVのコアなスタックを提供します。
- DiXiM UPnP Advanced SDKは主にメディアやメタデータを扱う機能を提供します。
- DiXiM OpenHome SDKパッケージ
- DiXiM OpenHome SDKパッケージには、DiXiM OpenHome SDKモジュールが含まれます。
- DiXiM OpenHome SDKはOpenHomeに関する機能を提供します。
- DiXiM DMS SDKパッケージ
- DiXiM DMS SDKパッケージには、DiXiM DMS SDKモジュールが含まれます。
- DiXiM DMS SDKはMedia Serverを構成する機能および十分な機能を備えるMedia Serverの実装サンプルを提供します。
- DiXiM DMS Plus SDKパッケージ
- DiXiM DMS Plus SDKパッケージには DiXiM DMS Plus SDKモジュールが含まれています。
- DiXiM DMS Plus SDKは著作権保護コンテンツの取り扱いに特化したMedia Serverの実装を提供します。
- DiXiM DTCP-IP SDKパッケージ
- DiXiM DTCP-IP SDKパッケージには、DiXiM DTCP-IP SDKモジュールが含まれます。
- DiXiM DTCP-IP SDKはDTCP-IPを用いた暗号化通信を実現するための機能を提供します。
- DiRAG SDKパッケージ
- DiRAG SDKパッケージには、DiRAG SDKモジュールが含まれます。
- DiRAG SDKはリモートアクセスを実現するための機能を提供します。
お客さまとの契約に応じて、これらの6つのSDKパッケージを単独、あるいは組み合わせて提供可能です。
OSの上にプラットフォームの差異を吸収するためのPorting Layerがあり、その上にUPnP Stackが存在します。様々なControl PointやDeviceは、このUPnP Stack上で動作します。
EXAMPLE応用例
デジタル写真をテレビで見る
携帯電話で撮ったデジタル写真を、コード接続することなく、テレビで見ることが可能です。
携帯電話からホームサーバへアップロード
携帯電話で撮ったデジタル写真を、DLNA対応ホームサーバ(*注)にアップロード(コピー)。AutoSyncも実現可能です。 (*注 DLNAv1.5のアップロードの対応が必要)
自宅にあるコンテンツに外からアクセス
自宅にある全てのDLNA対応機器のコンテンツ情報を集めるホームゲートウェイに宅外からアクセス。外から携帯電話や車などで再生、ダウンロードしたり、デジカメなどのデータを外から宅内サーバにコピーすることも可能になります。 (*注 宅外からのアクセスはDLNA規格ではありません)
携帯オーディオプレーヤのコンテンツを車載AV機器で再生
DLNA対応携帯プレーヤであれば、機種に関わらず再生が出来るようになります。USBケーブルなどでの接続も不要で、携帯機器の置き場所も自由になります。
携帯電話でHDDレコーダの録画コンテンツを楽しむ
DLNA対応HDDレコーダ(*注)の録画コンテンツを携帯電話などで視聴することができます。テレビの無い部屋や庭など、いつでもどこでも視聴が可能になります。 (*注 携帯電話で再生できるフォーマットにトランスコードが必要)
車載AV機器に部屋からコンテンツをコピー
PCやHDDレコーダに保存されているコンテンツを、部屋にいながら車載AV機器にコピーが出来ます。また、携帯電話をリモコンとすることで、家の中のどこにいても転送可能となります。