農地情報調査支援サービス
イナリス™ powered by DiXiM Imaging AI
- カテゴリ:
- ネットワークサービス
OVERVIEW概要
農地情報調査(農地パトロール)支援サービス
~現場が変わる、タブレットひとつで“見える”農地調査~
「イナリス™ powered by DiXiM Imaging AI」は、生成AIによる衛星画像の超解像化技術と農地利用状況解析を組み合わせ、農地調査業務の効率化と標準化を実現する支援サービスです。
従来は現地でしか確認できなかった農地の状況を、事務所内から高精細な衛星画像で把握可能にすることで、調査時間を短縮し、職員の心理的負担を軽減します。属人的な判断を排除し、行政DXの推進にも貢献する、地域農業の持続性確保に資する革新的なソリューションです。
FUNCTION機能
AI超解像化
中分解能衛星画像(2.5m)を最大4倍(62.5cm相当)に高解像度化し、圃場境界や植生の状態を鮮明に表示。
直感的UI/UX
調査員の心理的負担を軽減する操作性を実装。NASA-TLXによる負荷軽減評価済み
超解像化された衛星画像により、農地の状況を事務所から直感的に把握可能。高精細画像と直感的なUIが調査対象の絞り込みを支援。
自身の現在地が地図上に表示され、確認対象の農地と位置関係が一目でわかる。スムーズな現地確認を実現し、心理的負担も軽減。
農地利用状況解析
耕作・非耕作や作付種別を自動分類。要調査農地を効率的に抽出。
※衛星画像解析は(一財)リモート・センシング技術センターのアルゴリズムを使用。クラウド一元管理
調査結果や農地台帳情報をクラウド上で管理し、庁内の共有・即時反映を実現。
GIS可視化
解析結果を地図上に自動反映。タブレットで位置情報を確認しながら現地調査が可能。
機能一覧
| 現地調査向け機能 | |
|---|---|
| マップの切り替え | グラフィック地図、衛星画像、超解像画像の表示切り替えが可能 |
| 位置情報の表示 | 現在地をマップ上に表示します。現在地追跡モードに対応しており、利用者の向きに合わせてマップを回転させることも可能。 |
| 農地ポリゴンの表示 | 衛星データの解析結果や現地調査結果に基づき、対象の農地ポリゴンを色分けして表示。 |
| 農地の検索 | 地名地番、作物名、衛星データの解析結果などで農地を検索可能。 |
| 現地確認の記録 | 現地調査の結果や撮影した写真を、農地ポリゴンごとに記録可能。 |
| オフラインモード | オフライン環境でも現地調査を行えます。オンラインに復帰した際に、調査データを一括で更新します(一部機能に制限があります)。 |
| 管理者向け機能 | |
| ログイン認証 | 二要素認証に対応したログインが可能 |
| アカウント管理 | 自治体様ごとにアカウントを一括で管理可能。 |
| 担当地区割り当て | 支所ごとに担当地区を割り当てることが可能。 |
| 農地一覧 | 登録された農地情報を一覧で表示。自治体様からご提供された農地台帳情報に加え、衛星データの解析結果や現地調査の結果も表示・ファイル出力が可能 |
TECHNOLOGYコア技術
独自AIモデルによる中分解能衛星画像の高精細化を実現
衛星画像を生成AI 技術で超解像化処理し、鮮明な農地画像を生成します。一般的な中分解能画像(3~10m 級)では判別困難だった農地境界を、62.5cm 相当の高視認性画像へ変換し、事務所内での目視確認を可能にします。
農地調査結果・台帳情報をクラウドで一元管理
調査結果や写真等のデータは自動的にクラウドへ保存されます。農地台帳情報や調査内容をクラウド上で一元管理し、現場・事務局・関係機関の間で最新情報を即時に共有・反映。紙や個別ファイルでの管理をなくし、効率的でミスのない運用を実現します。
USECASE利用事例
自治体の農地調査業務
中山間地域など現地調査が困難なエリアにおいても、タブレットひとつで高精細な衛星画像を確認可能。紙地図の更新・印刷の手間を削減し、現場での誤認を防止。
耕作放棄地の抽出・管理
拡大する耕作放棄地の状況を効率的に把握し、再生可能な農地の抽出を迅速化。地域農業の持続性確保に貢献。
庁内連携・政策立案
調査結果をクラウドで即時共有できるため、農業委員会や関連部署との情報共有が容易になり、政策決定の迅速化を支援。
Workflow使い方
イナリスで分析し
耕作放棄地・作物分類を
確認する
担当地区を
支所毎に割り当てる
現地調査にて
タブレットで
現地調査結果を入力する
管理画面から
農地一覧を確認する
(CSVデータにエクスポート可能)