QPS研究所と販売代理店契約を締結
〜衛星データプロダクトの提供とソリューション展開を
一体化し、新市場を共創〜
株式会社デジオン(本社:福岡市早良区、代表取締役社長:佐野 功)は、株式会社QPS研究所(本社:福岡市中央区、代表取締役社長 CEO:大西 俊輔)と、衛星データプロダクトの提供・活用を共同で拡大する「販売代理店契約」を締結しました。 これにより、当社は小型SAR※1衛星「QPS-SAR」による観測画像の提供コンソール「SAR Tasking System※2」から取得した各種衛星画像のエンドユーザーへの提供が可能となります。当社は、衛星データ活用市場の活性化を背景に、衛星宇宙事業へ参入し、その業務範囲を拡大してまいります。 この取り組みを推進するため、これまで技術検証で提携してきたQPS研究所との連携を一層強化し、今後は営業面においても協業を進めてまいります。この連携を通じて、両社の技術力と提案力を組み合わせ、お客様の多様な課題解決に貢献する新たなソリューションを提供していくことを目指します。
※1:SAR(合成開口レーダー):電波を使用して地表の画像を得るレーダー。雲や噴煙を透過し、昼夜を問わず観測することができる点が特長。
※2:新規観測のオーダーやアーカイブデータの検索・購入、ダウンロードまで一括して行えるシステム。
取り扱いデータ概要
- Stripmapモード観測画像(分解能:1.8m * 0.46m、シーンサイズ:14km * 14km)
- Spotlightモード観測画像(分解能:0.46m * 0.46m、シーンサイズ:7km * 7km)
※一定の条件下によります。詳細は https://i-qps.net/product をご参照ください。
今後の取り組み
QPS研究所が提供するサービスを活用し、新規顧客の開拓と既存顧客の深耕を図ります。衛星データの提供から活用支援まで、一貫したサポートを提案します。
●株式会社QPS研究所について
QPS研究所は2005年に福岡で創業された宇宙開発企業です。名前のQPSとは「Q-shu Pioneers of Space」の頭文字を取っており、九州宇宙産業の開拓者となること、更には九州の地より日本ならびに世界の宇宙産業の発展に貢献するとの思いが込められています。
その名の通り、九州大学での小型人工衛星開発の技術をベースに、国内外で衛星開発やスペースデブリへの取り組みに携わってきたパイオニア的存在である名誉教授陣と若手技術者・実業家が一緒になって、宇宙技術開発を行っています。また、QPS研究所の事業は、創業者たちが宇宙技術を伝承し育成してきた北部九州を中心とする全国25社以上のパートナー企業に力強く支えられています。
現在は世界トップレベルの高精細小型レーダー衛星「QPS-SAR」を開発・製造・運用し、夜間や天候不良時でも任意の対象を高分解能・高画質で観測できるSAR画像を提供しています。2027年度までには24機体制、そして最終的には36機による衛星コンステレーションを構築し、世界中のほぼどこでも特定地域を平均10分間隔で観測できる「準リアルタイムデータ提供サービス」を目指しています。
https://i-qps.net/
●関連リンク
- DiXiM Imaging AIについて (https://www.digion.com/news/release/2025/0519/ )
- 衛星・宇宙事業 ( https://www.digion.com/business/space/ )
- 超解像化技術検証の取組み (https://www.digion.com/news/release/2025/0611/)
- デジオンは、株式会社デジオンの登録商標です。
- その他、記載されている会社名、製品名、サービス名は、各社の登録商標または商標です。
■株式会社デジオンについて
株式会社デジオンは、「新たな技術で、まだ見ぬ体験を、誰よりも早く」という企業理念のもと、ネットワーク、マルチメディア、セキュリティ、衛星・宇宙分野において、独自のソフトウェアの研究開発を中心とした多彩な事業を展開しています。
自社ブランド「DiXiM(ディクシム)」は、安心・安全なスマートライフを支える基盤技術として、国内外の家電メーカー・機器メーカーに幅広く採用され、快適なデジタル環境の実現を支えています。
1999年設立。福岡本社および東京オフィスを拠点に、誰もが先端技術の恩恵を享受できる未来を目指し、挑戦を続けています。詳しくは https://www.digion.com をご覧ください。